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イランの絵本展「森が舞台の絵本たち」にご来場いただきありがとうございました

もう一週間近く経ってしまったのですが…成増Patinaのイランの絵本展「森が舞台の絵本たち」にご来場いただき誠にありがとうございました。
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今回は休みなしの6日間という日程でしたが、晴れた日は1日もなかったですね!しっとりした毎日でした。

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今回は森など自然の中で物語が展開する絵本を集めました。Patinaさんの本棚がちょうど森のようで、中に入ると不思議に落ち着くんです。ほら、このふくろうも森の中からこちらをじっと見ている感じでしょう?

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でもやっぱり気になるのは壁の花ですよね。アマゾンとかで咲いていそうな巨大さですが、

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たたむとこんなに小さい。一枚ずつ広げていく時の驚きとドキドキがたまらない絵本です。ちなみにこれは詩集で、花びら一枚に一編ずつ詩が載っています。ほんと、よく作ったなぁ。

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反対側の壁にはマルジャーンの絵を二枚飾りました。左がEarth day、右が植樹祭のために描かれたものですが、マルジャーンの今の心のありようがそのまま伝わってくるようで、見ていると落ち着きました。


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こまごましているコーナー。5月にイランに行った際に仕入れたキラキラカードやマグネットが個人的には目玉でありました。


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そのほか、「よく回る」コマとか、

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イラン柄の折り紙などもあったのですよ。「オリガミ」はペルシャ語も「オリガミ」。

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そして大変レアなフリーペーパー『イラン 絵本のいまvol.1』をお配りしていました。これを作ってくださったのはしましま出版さん。絵本への愛が溢れている二人組です。5月に二人がイランに行った際の珍道中漫画もみもの。つづいてます。Vol.2を待て。

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そして、今回もおいしいセロリとラムのホレシュを作ってくださったPatinaさん、ありがとうございました!香草がたくさん入った深緑色のシチュウは今回のテーマにぴったりでした。


というわけで、いろんな形でイランの「緑」を紹介した今回の絵本展。図らずも、Patinaさんの店先で元気に夏に向かう植物たちが、気持ちのいい空間を作る後押しをしてくれた気がします。楽しい時間をありがとうございました。

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7月13日のイベント「くろいのはなに?」の模様は改めて!

# by salamx2 | 2019-07-21 21:02 | ehon_1907 | Comments(0)

今年のボローニャ関連企画は「森が舞台の絵本たち」

今年もボローニャ国際絵本原画展の季節がやってきました!キュッと6日間の開催です。
改装した板橋区立美術館でのボローニャ展とあわせてお楽しみください。

イランの絵本展Vol. 6 「森が舞台の絵本たち」
7月11日(木)~16日(火)*会期中無休 11:30-19:00
Café & Gallery Patina
〒175-0094 東京都板橋区成増3-20-16 tel: 03-6909-9524

ボローニャ国際絵本原画展の関連企画6年目となる今年のイランの絵本展は、森や野原など自然の中でお話が進む絵本をご紹介します。
四季があり、多様な自然の風景を持つイランですが、絵本の中に現れる自然の表現もまた様々。木々の間で繰り広げられるとりどりの物語をお楽しみください。

<イベント>「くろいのはなに?」7月13日(土)14~15時
絵本『くろいなにか』(作:レザー・ダールヴァンド)に出てくる「くろいなにか」。お話の中では動物たちがいろんな推理をするのですが、今回はこの絵本を自由に読んでみます。絵をじっくり眺めたり、ペルシャ語や日本語訳を聞いたり、お茶を飲んだりしながら、この「黒い何か」のこと、考えてみませんか?
会費:2000円(絵本『くろいなにか』とイランのお茶付)
定員:10名
info@salamx2.comまでご予約ください。

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『くろいなにか』(作:レザー・ダールヴァンド)


# by salamx2 | 2019-06-27 01:14 | ehon_1907 | Comments(0)

二年ぶりのイラストレーターたち

2年ぶりにイランに行ってきました。イラストレーターの友人たちはみんな元気に絵を描いていて嬉しかったです。ではでは順番に。

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マルジャーンです。坊主頭がクール。ドレッドヘアになった後、「面倒になって」こういうふうにしたそうです。会うたびに違う髪型でこちらを喜ばせてくれます。

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キーシュ島やらトルコやらいろんなところに行く夫婦ですが、今はテヘランから車で一時間くらいのところに住んでいます。マルジャーンテイストでまとめられ、自由な雰囲気の気持ちのよいお家。

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で、窓からこのうっつくしい景色が見えるんです。「ひえ!毎日この風景を見ながら暮らしているのか!」とクラクラしました。楽しげな鳥の声もずっと聞こえます。
わたしだったら一生ここに住む、と思いましたが、マルジャーン夫妻はそういうふうには考えてないみたいです。引越し好きな夫婦。
マルジャーンはこういう風景の中で、好きな絵を思う存分描いています。

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さてこちらはモルテザー。自身の馬の絵をじっと見る…
場所は2年前に始まったアウトサイダーアートのギャラリー、outsider innのバックヤードです。
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ギャラリーは順調のようです。お邪魔した時は特に個展などではなく常設展で、絵画からおもちゃのような立体まで様々な作品が並んでいました。
国別でいうとフランスのお客さんが多いということ。日本のアウトサイダーアートのこともとても気にしていました。

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入り口前の庭にはブラックベリーの木があって、ちょうど食べごろでした。おいしかったぁ!

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ナルゲスです。「肉を食べないようになってとても体調がいい」と言っていました。すでに8ヶ月ほど肉を食べていないそうです。マルジャーンはもう長いですが、イランでもベジタリアンが少しずつ増えているようですよ。ちなみに腰掛けているベンチの上の絨毯はお母さんが織ったもの。
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「植物増えたでしょ?あはは、どんどん増えちゃって」。

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今年のサラーム・サラームカレンダーに使った絵「イブン・スィーナーの医術」は実はこんなに大きいのです。

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自身が「宝物入れ」と言う、大きな棚。様々な紙が入ってました。紙だけでなく作品も紛れていて、しかもばさっと入れてあるだけだからコラージュがちょっと剥がれてたりして、「も、もうちょっと自分の作品大切にしたほうが…」、とつい言ってしまいたくなる豪胆さも魅力のナルゲスでした。


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ゴルドゥズィヤンさんです。イラストレーションのクラスにお邪魔しました。上級クラスと初級クラスが続けてあったのですが、生徒さんは全員女性でした。

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どちらのクラスも、課題を見せてゴル先生がコメントしていく、という形。ゴルドゥズィヤンさんは、わたしの印象ではあんまりしゃべらない人というイメージだったのですが、授業ではしゃべるしゃべる。いろんな比喩を上手に使って言いたいことを伝えていきます。そして言葉だけでは納得してないな、という雰囲気がある時には自分で描いてみせます。そうなると全員「おぉぉ!」となって「はい、先生のおっしゃる通りです」という感じになっていました。さすが。
イランのイラストレーション界の最前線で活躍しているゴルドゥズィヤンさんですが、自分で描いていることをちゃんと言葉でも伝えられる人なんだな、すごいな、と思いました。

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さて最後はヌーシーン。ヌーシーンは今テヘランではなく、テヘランの南にあるゴムという街に住んでいるので、アトリエに伺ったりということはできなかったのですが、テヘランでなんとか数時間会うことができました。

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ヌーシーンはしっかりとおっとりが同居したまじめなイラストレーター。最近も活躍めざましいのですよ。
会った日はこの絵本『7頭の馬 7つの色』の原画展が開かれるトルコに行く前日だったのですが、この数日後、韓国のナミコンクールで「パープル・アイランド賞」を受賞したという知らせが届きました!おめでとう、ヌーシーン!
この絵本、いずれ詳しくご紹介したいと思いますので、お楽しみに。

ということで、みんな元気でとにかくよかった。力もらって帰ってきました。

# by salamx2 | 2019-05-23 19:36 | 2019年イラン | Comments(0)

ラーシーン・ヘイリーエ絵本人気投票の結果!その3

ラーシーン絵本人気投票結果。最終回です!11位から。

11位は3冊です。

11位(5票):『怪獣と自転車』文:アフマド・アクバルプール

ある作家が、自転車が大好きな怪獣のお話を娘のドルサのために書き、ドルサ本人もちょいちょい物語に顔を出す、といった形の物語。怪獣なので人間たちを食べようとするんですが、自転車を好きな場合は特別扱いで、<友だちコーナー>に名前が書かれ、保護されます。きめ細やかな対応にちょっと吹いちゃう。
自転車を好きなのはアクバルプールさんご本人なんじゃないかな、と。
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11位(5票):『ぼくのお嫁さん、きみがうたう歌』文:モルテザー・ホスロウネジャード

足に棘が刺さったことがきっかけで、歌を歌えないスズメが色んな人にちょっとした親切をしていきます。思い通りに「お礼」をもらえなくてイライラするんですが、最後にひとりぼっちの目の見えない歌手に自分のお嫁さんを渡し(お嫁さんも納得のうえですよ)、歌手からは素敵な歌声をもらって歌を歌えるようになる、というお話。
何かをわたして何かをもらう。そうやって人生は進んでいく。なるべくバランスがいいといいけれど。
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11位(5票):『ラッキー・ウェンズデー・ガム』文:セイエド・ナヴィード・セイエド・アリーアクバル

バーハールという女の子が、ごみばこで見つけた「ラッキー・ウェンズデー・ガム」という名のガムを噛んでいると、行く先々で出会う不機嫌な人たちの願いがかなうのだけれども、その人たちが、「やっぱりやだ、元に戻して欲しい」と言いにきたので元に戻してあげる、というお話。
アイコウはこの絵本に一票を投じました。タイトルと主人公のバーハールが好きで。
朝暗いうちからごみ箱を探索しているバーハールは、多分、そんなに恵まれた境遇ではないんだけれども、本人はそういったことを全く気にするふうでなく、ガムを噛みながら、ごく自然に他人の願いを願います。小さな神様かなんかかな、と思いました。
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さて、ラスト3冊!
14位は2冊です。

14位(4票):『きつねと雁』文:マジード・シャフィーイー

群れを守るために見張り役を仰せつかった雁が、きつねの仕掛けに騙されて失敗を重ね、そのせいで怪我を負った仲間の雁とともに置いてけぼりにされる、というお話。きつねは鶏や雁を狩ろうとする悪役なわけですが、結局あんまり上手くいかないので、雁たちの厳しいやりとりの裏でややぼんやりした存在になってます。表紙を見ると、楽しそうに自転車に乗ったりしてて、主人公然としてるんですけどね。
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14位(4票):『赤いボール』文:ラーレ・ジャアファリー

小さなお話が5つ収録されています。中でも一風変わっているのが「CDとネコおじさん」。元気のないCDをネコおじさんが笑わせるけれども……という斬新なお話。CDってあの音楽とか聞くあのCDですよ。でもラーシーンさんはごく自然に絵をつけているので、読者も自然に受け入れられます。
表紙の三人組、なんだろうな。お話の中には出てこないのですが。
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そして、栄えある16位は、、、

16位(3票):『飛ぶ』文:アフマドレザー・アフマディ

飛行機に乗って、空からいろんな花の種を蒔く少年のお話。少年は飛行機で空を巡りながら、果物をもいだり、月にペンキをまいたり、太陽に預言者たちの名前を書いたり……いろんなことを、やりたいように、実に楽しそうに、やっていきます。
絵は、布を巧みに使ったコラージュで、他の作品に負けず劣らずかわいいです。色鮮やかなところがラーシーンさんにしてはめずらしいかもしれません。
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という結果となりました!
どれにも票が入り、人気が突出した作品がなかったというのは興味深いことでした。どの絵本も誰かの「お気に入りの一冊」になったということですから、並べた者としては大変嬉しいことです。
ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました!

ということで、ラーシーンの絵本展、終了。
来週から二年ぶりのイランなので、準備に没入します。

# by salamx2 | 2019-04-26 00:33 | ehon_1904 | Comments(0)

ラーシーン・ヘイリーエ絵本人気投票の結果!その2

ラーシーン絵本人気投票結果。今日は6位から。

6位(10票):『鳥と少年と列車』文:アフマドレザー・アフマディ

一緒に列車に乗っていた鳥が窓から飛んでいってしまい、その鳥をいろんな場所に探しに行く少年の物語。ラーシーンさんの絵としてはめずらしく赤が印象的で、所々ほんものの羽も使っています。これも文字が凝っていまして、文字の中で丸く表現される場所が列車の車輪になってるんです。って意味わかるでしょうか。そのことを発見したお客さまが「ほら見て!文字が車輪になってるんだよ!」と同行の方に言っている場面をわたしは少なくとも二回見ました。素敵な絵本です。
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7位は2冊です。

7位(9票):『はばたきの秘密』文:マルジャーン・ケシャーヴァルズィ=アーザード

おばあちゃんが心の中で飼い続け、ついに飛ばすことのできなかった鳥のお話……叶わなかった恋のお話です。
今回並べた絵本の中で、もっとも異色なストーリーと絵でした。元気で明るい雰囲気は影を潜め、全体に塗られた少しくすんだような緑色の画面から、じわりじわりと悲しみが感じられる一冊です。

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7位(9票):『椅子の上の月』文:アッバース・タルボン

詩集です。「なぜこの絵を表紙に?」とみなが思ったこの絵本。中身は絵も詩もとても叙情的です。このファンキーなおじさんにだまされてはいけません。静かにじっくり言葉と絵を味わう絵本です。「いつもより詩的に」……。

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9位も2冊。

9位(7票):『ずっと上にずっと下に』文:シャラーレ・ヴァズィーフェシェナース

一人暮らしのおばあさんが、毎晩小さな星に語りかけていたら、その星が女の子になって現れ、いいことがたくさん起こるのだけど、知ってはいけない秘密を知ってしまったとたん、空に帰ってしまう…というお話。
この本も、ページをめくると、クールな表紙からは想像できない、たまらなくかわいい世界が広がっています。
ちなみに、おばあちゃんの手編みの靴下が重要アイテムなんですよ。手編み靴下といえば、OKKOYOKKOさん……。
エスノースギャラリーの杉本さんはこちらの本を選びました。
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9位(7票):『ラフィーグとナーラフィーグ』文:モハンマドアリー・ジャアファリー

一緒に旅をしていた二人組。一人はもう一方にに裏切られて食べ物がなくなってしまうけれども、色々な幸運が重なって王さまになり、逆に裏切った方は身をやつして物乞いとなる。物乞いは、自分がかつて裏切った相手から王になった経緯を聞き、「自分も」と思うけれども、そうは問屋が卸さなくて結局動物たちに食べられてしまう、というお話。
裏切る方と裏切られる方。全然違う運命をたどる二人だけれども、その二人が背中合わせになっている表紙は意味深な、ような。

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本日はここまで!☆をつけた絵本、出てきましたか?また明日〜。


# by salamx2 | 2019-04-25 00:57 | ehon_1904 | Comments(0)