salamx2の雑談

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『イラストレーション』no. 217

『イラストレーション』no. 217 が発売になりました。
かねてよりお伝えしていました通り、217号では「Artist in the Word」というコーナーでサラーム・サラームを取り上げていただきました。イラストレーターたちの紹介と、われわれふたりのインタビュー。しつこく言いますが、ユメがサラーム・サラームとしてこういうインタビューを受けたの初めてじゃないかなぁ。
「サラーム・サラームってのはふたりでやってるんだね」というのがよくわかる内容になりました。

なお、誌面にのりきらなかったインタビューはこちらにロングバージョンがございます。お時間と根気のある方、どうぞ。

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# by salamx2 | 2018-01-18 22:52 | Comments(0)

迎春2018年

あけましておめでとうございます。
今年が楽しいことの多い一年になりますように。

さてさて一つお知らせです。
1月18日発売の雑誌『イラストレーション no.217』にサラーム・サラームのインタビューなどを載せていただきました。意外にもサラーム・サラーム揃ってのインタビューは初めてです。多分。
yumeがしゃべっておりますよ!ぜひチェックしてみてください。


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(カーシャーン近郊のバラ畑。この畑の小さな花たちがバラ水になります)
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# by salamx2 | 2018-01-02 00:12 | Comments(0)

2017年が暮れます

ほんとうに、年を重ねるごとに、一年のスピードが速くなっていく…2017年も暮れようとしています。今年も色々な方に様々な形でお世話になりました。ありがとうございました。

今年は渋谷のカフェギャラリー、ウィリアムモリスさんでの「顔展」から始まりました。モルテザーが描いたさまざまな「顔」はふしぎな形。ずっと変化のはざまにあるようで、最終的にはぐにゃりと時空に溶けるんじゃないか…と思わせるような「顔」でした。
脳を穏やかに刺激する幸せなコーヒーの香りとともに、ゆっくり楽しめる展示でした。

3月は妙蓮寺のレストラン、タイサラさんでのノウルーズ(新年)イベント。今年はナヒードさんとノウルーズに関する歌をみんなで歌いましたね。楽しかったなぁ。また歌いたいな。
しかしこう寒いとノウルーズがほんとに待ち遠しい…。あ、もし一足先に春のパワーと迫力を味わいたいならば、HayedehのNOROOZ AMADをどうぞ。

4月は谷中エスノースギャラリーさんでの絵本展、題して「イランの絵本祭り」でした。在庫を一挙に出すということで、久々に50種類くらい並べたかと。そして期間中にはイベント「素話(すばなし)の楽しみ」を催し、イラストレーターで語りもなさるアヤ井アキコさんにグリム童話や中国のお話を語っていただきました。
「詩」を意識するようになってから、言葉と音、あるいは物語と音の関係が気になっています。一瞬にして消えてしまう音というもので表現していく物語の楽しみ方、もっともっと探っていけたらなと思っています。

そしてそして、4月の終わりから2週間イランに行きました。今回は全てがスムーズでほんとにありがたかったです。みんな元気で仕事していたし、ブックフェアにも行けたし、収穫の多い満足なイランでした。お世話になったみなさまに心から感謝します。

7月は4回目となった成増Patinaさんでの「カーヌーンの絵本展」。カーヌーンという、イランの絵本を語る上で欠かすことのできないこの組織が50余年にわたって作ってきた絵本を並べました。イベントで見たアニメも盛り上がりましたよね!
カーヌーンのことは知れば知るほど興味深いのです。1960年代に端を発するカーヌーンの来し方は、児童文学や教育活動といった面だけでなく、広く歴史や文学、社会学の文脈で語られるに値するものだと思っています。どなたか学生さん、ご興味ないでしょうか(他力本願)。軽く修士論文のテーマくらいにはなりますよー!

そして秋。
まず「ナーズリーとアミーン展」が、9月に神保町福果さんで、10月に大阪Calo bookshop & Cafeさんでありました。手製本「マシュヤグとマシュヤーナグ〜人類最初の男と女。ゾロアスター教の創世神話より〜」を通して、それまで私にとってほとんど「夢」のような時代だった紀元前何千年という時のスパンを、今までよりもう少し具体的に感じさせてくれたナーズリーと、『被造物の驚異と万物の珍奇』に着想を得て、逆に「歴史」から逸脱していくような作品を生み出したアミーン。どちらもとってもおもしろかった。作品を深く味わいたくて、もっと色々知りたいな、と思わせる作品でした。
そして、二人の描画テクニックがシルクスクリーンだということで開催したワークショップやイベントも楽しかったですね。ユメ先生大活躍!私もようやくシルクスクリーンのしくみがわかりました。

そして昨年に引き続いての参加となった「シルクロードバザール」も10月でした。国を越え、広くユーラシアを愛する多くの方々と楽しい時間を過ごした次第です。

さらに10月はもう一つ。千石百水さんで「”きみが好き”の絵本たち」展、がありました。4日だけの開催で、さらに悪天候も続きましたが、多くの方に来ていただき、とても嬉しかったです。
何を隠そうサラーム・サラームの在庫ラインナップは結構すごいです。今後もテーマごとの小さい絵本展を開いていけたらなと思っています。

そして11月。5回目となった原宿シーモアグラスで、Nooshin Safakhoo展が開かれました。『スーフィーと獣と王たちの物語』というイタリアの出版社から出た絵本の原画を展示。CGを使いこなすヌーシーンの絵は意外なほど古典文学にぴったりと合っていて、絵本を味わう新たな目を開かせてもらった感じがしました。期間中にはシーモアグラスの絵本ナイトVol.0や小野明さんの絵本夜話Vol.2もあり、ほんとに濃ゆい濃ゆい10日間でした。
もちろん5枚目となるイラン暦付きカレンダーも作りましたよ!戌年にちなんだ描き下ろしです。
展覧会後は例年どおり、西荻窪のウレシカ さん、谷中のエスノースギャラリーさん、大阪肥後橋のCalo Bookshop & cafeさん、千石の百水さん(アイウエオ順)で扱っていただいています。お近くの方はぜひぜひチェックしてみてください。通販もありますので、ご希望の方はinfo@salamx2.comにご一報を。

さらに11月は下旬に富山も出張しましたね。お寺での本のイベント「ぶっく寺す」。
初めての富山。初めての北陸新幹線。。。久住昌之さんともご一緒できて楽しかった〜(←ミーハーです)。

そしてトドメが12月の冬至イベント、シャベ・ヤルダー。ノウルーズイベントに引き続き、妙蓮寺のタイサラさんで、レザ・ラハバさんとご一緒しました。
きちんとレポートできていませんが、今回もレザさんとパートナーの長谷川朝子さんの働きにより、とても心穏やかになる楽しい会になったのです。ほんと、このお二人のお仕事ぶりは、こちらの背筋がすっとのびます。
上畑正和さんとのコラボも思いがけないラッキーでしたね!

という感じで、秋以降はイベント目白押しでした。サラーム・サラームは懸命に駆け抜けたという感じでしたが、それぞれの場所でいろんな方に会い、話をし、様々な種がまかれました。
展示やイベントにご来場いただいた皆様、そしてその場を共に作り上げてくださったギャラリーや企画者のみなさま、本当にありがとうございました!

来年はちょっと落ち着くのでは…と思っておりますが、いかに。

では最後に、先日のシャベ・ヤルダーイベントで冒頭に読んだハーフェズの詩の一節で今年を締めましょう。

もしできることならわたしは
悲しみが消え去るようなことをしたい
心の小部屋では、相反するものが 打ち解けることはできない
悪魔が出て行けば 天使が入ってくる
支配者たちとの交わりは 冬至の夜の闇のよう
光を太陽に求めよ 得られるだろう


<中村菜穂訳>

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(長谷川朝子さんデザインのシャベヤルダーイベントのプログラムとハーフェズ占いのカードです)

よいお年を!
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# by salamx2 | 2017-12-31 19:36 | Comments(0)

ヌーシーン展終了しました

遅くなりましたが、原宿シーモアグラスでの「ヌーシーン・サファーフー展」、17日(金)に無事終了しました。
ご来場いただいたみなさま、誠にありがとうございました。

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「公平な分配」


今回のヌーシーンの絵は、CGを駆使して描かれたものでした。
絵の中にいる人物や動物たちの不思議な佇まいと、それと対照をなすようなCGならではの鮮やかな色の構成は、ルーミーという13世紀の神秘主義詩人が伝えた言葉が、一見わかりやすそうに見えて、でも実は、捉えたという感覚を容易に掴ませない奥深さを内包するものであることを、絶妙なバランスで表現していると思います。一つの物語に一枚の絵、という潔い構成も、今回の絵にとても合っていました。
ヌーシーン、見事なイラストレーターです。

そして、原画だけれども比較的安価で販売できたのもCGだからでした。

「すてきな、おもしろい絵本原画を展示する」という原則は変わらず、でも、今までやったことのなかったことをあれこれと地味に試した、サラーム・サラームにとっても興味深い展覧会でした。
毎年新しいことをさせてくれるシーモアグラスさんに感謝!

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そして、最終日の夜には「小野明のひとり絵本夜話Vol.2」が開催されました。
トークは、ちひろ美術館・東京で開催中の日本の絵本100年お歩みで小野さんがなさった対談ことから始まりました。日本の絵本は世界屈指のレベルであるといこと、出版されたどの絵本にも必ず編集者の存在があるということ、やっぱり売れる売れないという悩ましい問題があるということ、絵本作りと読み聞かせのこと…などなどなど、絵本に興味のある方々を前に、とても具体的にお話しされました。
そして後半はイランの絵本についてです。高いレベルにあるはずのイランの絵本がなぜ日本で出版されにくいのか、ということについて二人で愚痴(!)を語り合いました。ここでも小野さんは具体的に絵本を見せながら、日本の絵本作りではほぼ考えられないようなイラストレーションの構成や、でもそこがまさにイランの絵本の魅力なんだけどなぁ…ということなどを話してくださって、隣に座っているわたしが「そうか〜。なるぼど〜」と唸っておりました。小野さんと話すと、イランの絵本の魅力について語る別の言葉に気づかせてもらえるので、いつも刺激があります。

たくさんの日本の読者が楽しめるイランの絵本を出版する、というのはまさに挑戦です。でもその挑戦を諦めたくない。まだまだできることはあると思っています。

小野さん、参加者のみなさま、ありがとうございました!

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『スーフィーと獣と王たちの物語』(2014年刊Topipittori、イタリア・ミラノ)

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# by salamx2 | 2017-11-23 10:06 | nooshin_1711 | Comments(0)

2018年カレンダー

2018年カレンダーはNooshin Safakhooの絵「王と天文学者」を配した、その名も「アストロラーベカレンダー」です。アストロラーベとは、古代の天文学者や占星術師が用いた天体観測用のアナログ機器のことで、二人の後ろに描かれている丸いもののことです。

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来年は戌年。犬の顔をした王と天文学者です。アストロラーベを眺めつつ2018年を占っているような…。下についている小さな階段もおもしろい。2018年に入っていく階段かしら。
今回の絵は描き下ろしですが、理知的なヌーシーンの雰囲気が出ているなぁ、と思います。
さて、2018年はどんな年になるでしょう。

数字部分はこういった感じ。もちろんイラン太陽暦付き。
今年のペルシャ語の数字は少し細身になってすっきりしていますよ。

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カレンダーの体裁についての詳細やご注文方法はこちらからご確認ください。

現在SEE MORE GLASSで開催中のNooshin Safakhoo展(11/17まで)では定価1200円のところ、1000円で販売しています。この機会にぜひどうぞ!
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# by salamx2 | 2017-11-12 08:47 | Comments(0)