児童図書界では非常に有名な「国際アンデルセン賞」という賞があります。
児童書の質の向上を目的に1956年に創設されたもので、その目的に寄与した作家や画家に贈られます。一つの作品ではなく、その作家の全業績に対して贈られるというのが特徴。
イラン人も一人受賞しているんですよ。ファルシード・メスガーリーさんという画家さん。1974年ですから革命前ですね。
歴代の受賞者を見てて気づいたのが、アジアは日本人とそのメスガーリーさん以外受賞者がいないということ。ヨーロッパが圧倒的に多いです。韓国人も中国人もいない、というのは意外でした。
こういう権威ある賞の選考って本当に大変なんでしょうね〜。選考委員が「これはいい。これにしよう」と一致する感じ、というのはどういう感じなのだろう。とても気になります。