2022が暮れようとしています。
今年も一年ありがとうございました。
今年のサラーム・サラームは、3月の
ちきゅうラジオ出演から始まりました。「絵本ラジオ」という企画です。なんとイランが第1回目。ユメはまだカナダにいましたから、3月とはいえまだまだ寒いオタワからの生出演。ディレクターの方との丁寧な打ち合わせがあったおかげで、必要以上に緊張することなく、楽しく話すことができました。ちなみに「絵本ラジオ」はその後オランダやコロンビアの回に続いています。1回目でこけなくて良かったです…。
3月はノウルーズを迎えた後、吉祥寺の
あぷりこっとつりーさんでの『
ボクサー』読書会に参加しました。『ボクサー』ついて考え、感じたことを参加者の方々と共有することができて、こちらも得難い時間となりました。
そして5月は3年ぶりのイラン。いろいろありつつも元気で仕事をしているイラストレーターの友人たちと再会できたこと、こちらも3年ぶりの開催だったテヘラン国際ブックフェアを訪問できたこと、そして、詩人アフマド=レザー・アフマディーさんのご自宅にうかがってインタビューできたこと…どれもこれも、反省は数え切れないほどありますが、本当にありがたかったです。
7月は
Patinaさんでの『
アリババと40人のとうぞく』原画展。5月にナルゲスから預かってきた原画の存在感はやはり格別で、それをみなさんにお見せできる幸せを感じました。この頃にはユメもカナダから帰国し、早速展覧会の準備に奔走してくれました。
ナルゲスは今年のボローニャ展にも入選しましたが、他にもイラン人イラストレーターが多数入選し、相変わらずの質の高さを感じました。
10月にはキアロスタミの絵本が2冊、
カノアより刊行されました。『
ぼくは話があるんだ、きみたち、子どもたちだけが信じる話が』(文:アフマド=レザー・アフマディー、絵:アッバス・キアロスタミ)と『
いろたち』(作:アッバス・キアロスタミ)です。出版には困難もありましたが、
企画室・音と光さんのご尽力のもと、いずるばという奇跡みたいな場所で二日間の
出版記念イベントを開催することができました。研究者の山本久美子さんのトークは、キアロスタミをずっと見つめてきた山本さんだからこそのすばらしい内容で、こればかりはトークを依頼した自分を褒めたいと思います。
11月は西荻窪の
ムッチーズカフェさんで開かれた『ボクサー』パネル展でのトークイベントにユメとともに参加しました。サラーム・サラームが生まれた時の話など、懐かしいことを思い出すきっかけとなり、ほんとに多くの、様々な方に助けられてここまで来たことを改めて思いました。
このイベントの終了後、在イラン日本大使館の在外公館長表彰を受けました。これも、全くもってこれまで様々な形で応援してくださったみなさんのおかげです。本当にありがとうございました。これからも精一杯がんばっていきます。
そして12月は先日まで開かれていた3回目となる
SEE MORE GLASSさんでの「イランの絵本と靴下展」。イランでは9月から難しい状況が続いていますが、そういった中で展示することができたおばあちゃんたちの手編みの靴下とマルジャーンの作品は、見る者に色々なことを伝えてくれました。
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今年も色々なことがありました。悲しいことや苛立たしいことがあった一方で、新しい出会いや、多くの励ましの言葉に助けられました。来年はその励ましに答えられるよう、また新たな気持ちで進んでいきたいと思います。
ありがとうございました。
どうぞよいお年を!
(5月、82歳の詩人アフマド=レザー・アフマディーさんのご自宅で)