ラーシーン絵本人気投票結果。今日は6位から。
6位(10票):『鳥と少年と列車』文:アフマドレザー・アフマディ
一緒に列車に乗っていた鳥が窓から飛んでいってしまい、その鳥をいろんな場所に探しに行く少年の物語。ラーシーンさんの絵としてはめずらしく赤が印象的で、所々ほんものの羽も使っています。これも文字が凝っていまして、文字の中で丸く表現される場所が列車の車輪になってるんです。って意味わかるでしょうか。そのことを発見したお客さまが「ほら見て!文字が車輪になってるんだよ!」と同行の方に言っている場面をわたしは少なくとも二回見ました。素敵な絵本です。
7位は2冊です。
7位(9票):『はばたきの秘密』文:マルジャーン・ケシャーヴァルズィ=アーザード
おばあちゃんが心の中で飼い続け、ついに飛ばすことのできなかった鳥のお話……叶わなかった恋のお話です。今回並べた絵本の中で、もっとも異色なストーリーと絵でした。元気で明るい雰囲気は影を潜め、全体に塗られた少しくすんだような緑色の画面から、じわりじわりと悲しみが感じられる一冊です。

7位(9票):『椅子の上の月』文:アッバース・タルボン
詩集です。「なぜこの絵を表紙に?」とみなが思ったこの絵本。中身は絵も詩もとても叙情的です。このファンキーなおじさんにだまされてはいけません。静かにじっくり言葉と絵を味わう絵本です。「いつもより詩的に」……。
9位も2冊。
9位(7票):『ずっと上にずっと下に』文:シャラーレ・ヴァズィーフェシェナース
一人暮らしのおばあさんが、毎晩小さな星に語りかけていたら、その星が女の子になって現れ、いいことがたくさん起こるのだけど、知ってはいけない秘密を知ってしまったとたん、空に帰ってしまう…というお話。
この本も、ページをめくると、クールな表紙からは想像できない、たまらなくかわいい世界が広がっています。
ちなみに、おばあちゃんの手編みの靴下が重要アイテムなんですよ。手編み靴下といえば、
OKKOYOKKOさん……。
エスノースギャラリーの杉本さんはこちらの本を選びました。
9位(7票):『ラフィーグとナーラフィーグ』文:モハンマドアリー・ジャアファリー
一緒に旅をしていた二人組。一人はもう一方にに裏切られて食べ物がなくなってしまうけれども、色々な幸運が重なって王さまになり、逆に裏切った方は身をやつして物乞いとなる。物乞いは、自分がかつて裏切った相手から王になった経緯を聞き、「自分も」と思うけれども、そうは問屋が卸さなくて結局動物たちに食べられてしまう、というお話。
裏切る方と裏切られる方。全然違う運命をたどる二人だけれども、その二人が背中合わせになっている表紙は意味深な、ような。
本日はここまで!☆をつけた絵本、出てきましたか?また明日〜。