いつも思うことですが、始まってしまうと終わりまであっという間の2週間。
日本での初個展となったアリレザ・ゴルドゥズィヤン展、昨日無事に終了しました。お越しいただいたみなさま、誠にありがとうございました。
ゴルドゥズィヤンさんの「ニーム・マン・ブーグ」は、彼のこの物語への理解と愛情、そして高度なテクニックが絶妙に合わさって生まれたすばらしいものだと思います。実際この2週間、多くの人の心を惹き付けていました。もちろんこのわたしもその一人。「この絵、すごいんですよ。自分の絵を切り貼りしていてですね…」と、まるで自分が描いたかのように自慢げに話してしまいましたが、それもこれもこの絵のすばらしさゆえ。今回この作品をご紹介することができて、本当に嬉しく思います。
イランから木の箱に入れて送ってくれたゴルドゥズィヤンさんに心から感謝。そして、今年も原画展をさせてくださった会場のシーモアグラスさんに心から感謝します。ありがとうございました。
では最後に、展示にいらっしゃれなかった方のために、「ニーム・マン・ブーグ」という言葉の種明かしを。
前の記事でこの言葉は人の名前だと書きましたが、なぜこんな妙な名前なのかを本人が語っている場面がありますのでそこをそのまま引用しましょう。
「わたくしの名は以前、マンスール・ムーサーと申しました。ですが、わたくしなどには過ぎたる名でございましたため、少々変えたのでございます。マンスールのマン(私)をニーム(半分の)・マン、マンスールのスール(角笛)は、天使イスラーフィールの角笛 に敬意を表しまして、ブーグ(ラッパ)に、ムーサーのムー(毛)は、パシュム(羊毛)に、ムーサーのサー(30)はパーンズダ(15)にいたしました。こうして、わたしの名はマンスール・ムーサーからニーム・マン・ブーグ・パシュム・パーンズダになったというわけです」
…絵本『ニーム・マン・ブーグ』というのは、こういうのがてんこ盛りの、大変馬鹿馬鹿しい、楽しいお話です。
ではでは、また会う日まで!

「天使イスラーフィールに敬意を表しまして…」