おやつ編からすっかり間があいてしまいました…
1月28日(水)の夜にカロさんで開催されました小我野明子さんとのトークイベント「イランとロシア 旅と雑貨と絵本とおやつ」の雑貨編です。
わたしはこの日、湯島の
NICOさんで買い求めたロシア製花柄ワンピースに身を包んでイベントに臨んだのですが、小我野さんは、ファッションとしてはイギリスが好みということで、妙なとりあわせの二人でした。
さて、イランの雑貨は絵本出版社が出している国民人形
ダラサラの話しから始まりました。当ブログではダラサラの話しはさんざんしていますので、目新しいことはないのですが、去年イランに行った時、やっぱりダラサラはイランではあまり受けないんだろうなと思ったのが、マルジャーンが姪っ子にプレゼントしていたお人形を見た時でした。

でました。なんという足の長さ。&セクシー路線。これが人気というんじゃ、サラは出る幕なしね…むしろダラサラを売り続けるカーヌーンの愚直さを思います。
続いてはサラーム・サラームがどんなところで雑貨を仕入れているかがわかる写真をお見せしました。イランに行ったら必ず行くテヘランの金曜市の写真は何枚かあったのですが、ここでは「おばちゃんが布と一体化していますね」と小我野さんがコメントしたこの1枚をチョイス。

多分トルクメンの布屋さんかと。花柄の感じとか、若干ロシアに通じる雰囲気もあります。
そして、ダルビッシュさんに「女性ばかりのイベントという意味がよくわかった」と言わしめた1枚がこちら。

道ばたの古道具屋さんを写したものですが、出したとたん、女子ばかりの会場で「わぁー」と歓声があがりました。そう、ネコ氏がいるからであります。ダルビッシュさんは「え?何もないのに、今の歓声はなに?」と思ったそう。あはは。確かにそうなんですけれどもね。ネコはいつでも最強なのです。立派な看板ネコでした。
あとはおもちゃの展覧会で飾ってあった古い操り人形とか、ノウルーズのイベントで使われていた等身大おじいさんおばあさん人形などをご紹介したりして時が過ぎていきました。
一方小我野さんのロシアのお話は、わたしがしつこく聞いたというのもあるのですが、8割がたマトリョーシカのお話でした。ロシアの雑貨の代表選手でありながら、わたしはあんまりこのかわいらしい入れ子人形について知りませんでした。
要点としては
・1890代頃から作られ始めたが、誰がいつから作りはじめたのか、はっきりとはわからない。
・マトリョーシカとは、日本語でたとえるならば「花子ちゃん」。昔ポピュラーだったマトリョーナという名前に、「〜ちゃん」と意味する「シカ」をつけたものということです。
・宗教的な意味とかはない。
・作り手不足が深刻。
・やっぱり作家ものというのが存在する。日本では2万円くらい。
・一体一体顔が違うので、よく見て買わないといけない。中身まで。
・というわけで、セール品は、安いと思ってもやはり売れ残り。顔がかわいくないことが多い。
・ちょっと前までは、おばあさんが、家にあった古いマトリョーシカを他の家財道具と一緒に道で売ったりしていて、その中に味わい深いものを見つけたりした。
写真も色々見せていただいたのですが、マトリョーシカ作家のエレーナ・ドミトミレワさんのお宅はすてきでした。マルジャーン家につながる雰囲気があって、「この二人は仲良しになれそうですよね」という結論に至りました。布を使った人形もたくさん作っていて、そこもマルジャーンに通じるのです。
エレーナさんのマトリョーシカは
こちら。
しかしマトリョーシカって7個とか8個とか入っているものもあるわけだし、ほんとに手間がかかる民芸品ですよね。民芸品的立ち位置として日本のこけしに似てるかな、と一瞬思いましたが、手間としてはやっぱりマトリョーシカにはかなわなそうな…と言ったらこけしを作っている人に怒られそうですが。
などという話しを小我野さんにたくさんうかがいました。でも多分まだ話し足りていなかったと思います。マトリョーシカにご興味ある方は奈良の小我野さんのお店、
マールイ・ミールに足をお運びください。疑問があれば小我野さんがきっと何でも答えてくださいますよ。そしてさらに、愛する雑貨の話しがとめどなく続いていくことでありましょう。わたしもいつか行ってみたい、マールイ・ミール…
ご著書『
ロシア 暮らしの中のかわいい民芸』でも雑貨愛の一端を垣間みることができますので、ご興味ある方はぜひ手にとってみてください。
というわけで、雑貨編もぱらぱらとまとまりなく終了です。
展示もあっという間に折り返し地点。
関西にお住まいのみなさま、どうぞマルジャーンの原画お見逃しなきように!