イランのメロンはシャリシャリしています。
それは、日本のメロンの、あの溶けていきそうな柔らかい感じの果肉からすると、市場的な価値としては劣るのかもしれません。
しかし夏のイランで食べるメロンはそれはそれはおいしいのです。
そしてそのシャリシャリ感は、メロンがスイカやキュウリと同じ種類の果実であることを完全にわからせてくれました。
メロンはウリ科なのです。
と、いつもならここで終わるのですが、もう一言。
ブログでメロンのことを書く、ということで、軽くyahooの辞書で「メロン」を調べたところ、『大辞林』では、こう出ていました。
「マスクメロンのこと。また、マスクメロンに変種のマクワウリやアメリカ産の品種を交配して作られた新品種の総称。果皮の色、ネットの有無、果肉の色、食味などは品種によって異なるが、新品種はマスクメロンより栽培が比較的容易で多作されている。[季]夏。」
メロンがわからなくて辞書をひいて、いきなり「マスクメロンのこと」って、どうなんでしょうか。しかもその後の文章を読んでも全くメロンをイメージできません。
最初はびっくりしたのですが、「もしや、この項目は、メロンという言葉が、実は何も表していない、ということを表している、奥の深い項目なのか?」などと思えてきました。
深読みしすぎ?