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ブラティスラヴァ!後編

すっかり間があいてしまいましたが…千葉市美術館での展示が始まっているブラティスラヴァ世界絵本原画展の雑感後編です。

今回のグランプリは韓国のチョ・ウンヨンさんでした。展示してあった原画は『はしれ、トト!』。女の子がおじいちゃんと一緒に競馬場に行った時の情景や心情が表現されている絵本で、いろんなテクニックで描かれた絵には臨場感があってわくわくしました。
絵本自体はフランスと韓国で出版されているのですが、造本にかなり違いがあり、その点も興味深いところでした。

ちなみにラーシーンさんとともに金のリンゴ賞を受賞したユ・ジュウヨンさんの作品も韓国、フランスの出版社から出ています。ラーシーンさんの『市長になったら』も韓国出版社だし、『波が渚に瓶を一本運んできた』はフランス語版が出ている…。
こういう結果があって、わたしは今回韓国とフランスの出版社の勢いをとても感じました。絵本作りにおいて「翻訳物だからその国の文化がわかるような…」という感じのこだわりがあまり見られないと言いますか、「この本いいね」とか「この物語にはこのイラストレーターで」というもっとシンプルな基準で仕事を進めているようで、そこに新しい覚悟のようなものを見た気がしました。
外国の作家と連絡が取りやすくなっている昨今ですから、こういう傾向が少しずつ強まるのかもしれませんね。

残念だったのは、うらわ美術館にはミュージアムショップがないということ。原画を見た後、受賞した本がほしいと思ってもすぐには買うことができないんです。挑戦している出版社を応援する意味も込めて、せめて原画が展示してある展覧会で本が買えるようにしてほしいな、と思いました。千葉はあるかな…
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by salamx2 | 2012-09-13 10:56 | Comments(0)