5日に訪ねたblue book groupの展覧会では、出展作家のお一人、篠原晴美さんのワークショップも見学することができました。
篠原さんは木版を使って絵を描く方です。
木版というと、学校で習ったりもするし、仕組みとしても他の版画に比べて絵ができるまでの過程が想像しやすいのですが、プロの作家さんが実際に絵を0から作り上げているところを目の当たりにして、普段、できあがったものしか見ていないわたしは大変感動しました。絵って紛れもなく時間の重なりなんだなぁと。
特に興味深かったのは刷る作業。いかにも素人的感想ですが、刷っていく手つきが完全に職人さんです。刷毛で色を版にのせるところから、紙を版にのせて、バレンで刷るところまで無駄な動きが一つもありません。しかも同じようにバレンを動かしていても実は手の付け根の方の力加減で色を調整しているという…おぉ、かっこいい!
そしてあの日もっとも不思議に思ったのが、手が全然汚れないこと…手を見ていると「明らかに今、絵の具がついてる刷毛を指で触ってたよなぁ」と思っても、手は全然汚れてないんです。あれはもうマジックのようでした。道具を完全に自分のリズムで使えるとそうなるんでしょうね。すごい。
そうしてワークショップで刷ったゾウさん、いただきました。
篠原さん、ありがとうございました!