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ライラとマジュヌーン

ライラとマジュヌーン_e0091706_1128354.jpg平凡社の「東洋文庫」シリーズからは、ペルシャ古典文学の翻訳がいくつか出ています。この『ライラとマジュヌーン』もその一つ。10世紀の叙事詩人ニザーミーの作品です。ライラという大変美しい女性に尋常ならざる恋心を抱くカイスという青年の物語。マジュヌーン(狂人)というのは恋に狂ったカイスのあだ名です。
ちなみにライラへの愛は、神への愛とも考えられ、イスラーム神秘主義の視点からも重要なテキストです。

この、文学史では絶対の絶対に出てくる作品。おおかたの内容は知っていたのですが、このほどこの翻訳をゆっくりと真面目に読み返してみたところ、結構おもしろかったんですよねぇ。何がおもしろかったか。それはまた次回。
by salamx2 | 2009-05-17 12:13 | Comments(0)