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ナーズリーとアミーン展終了しました

9月20日に神保町の福果で始まり、10月には大阪のCalo Bookshop & Cafeに運ばれた「ナーズリーとアミーン展」、28日(土)に無事終了しました。ご来場いただいたみなさま、誠にありがとうございました!

今回の作品は、ゾロアスター教に関わる神話や、ガージャール朝期の石版画など、これまでわたしがほとんど注意を払ってこなかったところからインスピレーションを受けて制作されたものでした。
二人が生みだした世界が、見てくださる人に、より伝わるよう精一杯の工夫をしたつもりですが、足りない部分は多々あったと思います。
そのような中でも、二人の作品の魅力を的確に感じ取り、それを多くの方に伝えてくださった福果さんとCaloさんには感謝しかありません。

ナーズリーは自分の作品に添えて、こんなことを書いていました。
「この展覧会は招待状です。見てくださる方が、普段なじみのない場所で育まれた文化や芸術と、新しい関係を取り結ぶきっかけになったらと思っています」

この言葉は、すでに20年以上(歳がばれますが)イランやペルシャ語とつきあっているわたしに向けたものでもありました。この展示がなかったら、ゾロアスター教の創世神話や『被造物の驚異と万物の珍奇』についてじっくり考えることもきっとなかったです。ありがとう、とってもおもしろかったよ、と二人に伝えたいと思います。

これからの二人の活躍が楽しみです。サラーム・サラームは見つめていきます!
ありがとうございました。

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by salamx2 | 2017-10-30 06:53 | nazli_amin_1709 | Comments(0)

シーモアグラスの絵本ナイトvol.0

ヌーシーン展初日に「シーモアグラスの絵本ナイト」が催されることになりました!

シーモアグラスの絵本ナイトvol.0

11月8日水曜日
18時半から20時(入退場自由)
参加費:今回はお試しなので無料です。ワンオーダーのみお願いします。

自分の好きな絵本を誰かに伝え、誰かの好きな絵本をじかに伝えてもらう。
そんなふうに絵本を楽しむこころみです。
参加ご希望の方は
1、語りたい!
2、聞きたい!
のどちらをより希望するかをお選びの上、シーモアグラス(03-5469-9469)か、サラーム・サラーム(info@salamx2.com)までお申し込みください。
1を選んだ方はご自身で絵本をご準備ください(シーモアグラスにあるものはお貸しできます)。2を選んだ方も、紹介したい絵本がありましたら是非お持ちください!

なお、サラーム・サラームの愛甲も「語りたい!」チームの一員としてイランのお話とともに参加します。

絵本を囲んで、ひそひそと、楽しいひとときを過ごしましょう!

ご予約が定員に達しましたので募集は締め切りました。ありがとうございます。今後はキャンセル待ちとなります。
17日の「小野明のひとり絵本夜話第2回」は引き続き募集しています。


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by salamx2 | 2017-10-27 09:12 | Comments(0)

Nooshin Safakhoo『スーフィーと獣と王たちの物語』絵本原画展

今年最後の展覧会は、今年も原宿のSEE MORE GLASS!

Nooshin Safakhoo
『スーフィーと獣と王たちの物語』絵本原画展


2017年11月8日(水)〜17日(金)*11日(土)休み
時間:12〜18時
場所:SEE MORE GLASS(原宿)
150-0001 渋谷区神宮前6-27-8京セラ原宿ビルB1F
TEL: 03-5469-9469
*カフェギャラリーのため、ワンオーダーお願いします。

イランのイラストレーター、ヌーシーン・サファーフーの絵本原画展です。ボローニャ国際絵本原画展や韓国のナミ島国際絵本原画コンクールなどでの入選経験があるサファーフーは、古今の物語に題材をとって様々な絵本を制作してきました。
日本初個展となる今回は、13世紀の神秘主義詩人ルーミーの詩のために描いた絵を展示します。
シンプルな物語に深い意味が内包されたルーミーの叙事詩は現代のイランでも大変人気です。
鮮やかな色遣いの中からこちらを見つめる不思議な表情の人物や獣たちとともにルーミーの世界をお楽しみください。
*5枚目となるSalamx2のイラン暦付きカレンダー、今年も特別価格にて販売します。来年は戌年につき、ヌーシーンが犬の絵を描いてくれました〜。

そして会期最終日には「小野明のひとり絵本夜話 第2回」が開催されます!
11月17日(金) 19:00-20:30
会費 2000円 (定員20名)
編集者の小野明さんが絵本について縦横無尽に語る絵本夜話。9月に第1回が開催されました。2回目となる今回はイランの絵本にも触れてくださる予定です。サラーム・サラームの愛甲がトークに参加します。
参加ご希望の方はinfo@salamx2.comまでご予約ください。
ご予約が定員に達しましたので募集は締め切りました。ありがとうございます。

ヌーシーンの絵は、いろんな形で少しずつご紹介していましが、ようやく原画展が実現することになりました。
しかもルーミーの絵本。
どうぞご期待ください!

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『スーフィーと獣と王たちの物語』の表紙絵

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by salamx2 | 2017-10-23 21:57 | nooshin_1711 | Comments(0)

4日間だけの「きみが好き」の絵本たち展 @百水

4日間だけの珠玉の絵本展が明日から千石の百水で始まります。
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”きみが好き”の絵本たち 展
10月19日(木)〜22日(日)
木・金:17時〜19時半、土・日:12時〜19時
場所:百水(千石・巣鴨)

だれかを好きという気持ちから生まれる悲喜こもごも。
「好き」はじつに厄介です。
そんな”厄介”がつまった選りすぐりのイランの絵本をお楽しみあれ!

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今回の展示は、この絵本『きみが好き』を眺めていて思いつきました。
小さなお話がたくさん入っているタイプなのですが、切なかったり、ぷっと吹いたり、じーんとしたり…「好き」から生まれる複雑なあれこれがつまっている愛らしい一冊です。ずっと品切れだったのですが、この5月にイランに行った時に発見し、久しぶりの入荷となりました。
この絵本のほかにもとっておきの「好き」の絵本を準備しています。”好き”がテーマに絡む絵本は実におもしろい!どうぞ百水さんに遊びにいらして、じっくり味わってください。

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19日と22日の14時頃からはアイコウがおります。
お待ちしています!
台風がちょっと心配だけど…
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by salamx2 | 2017-10-18 09:03 | 展覧会 | Comments(0)

「二人の作品を深く知ろう!」カロ編 の様子と作品について

初日の夜は、イベント「二人の作品を深く知ろう!」カロ編が催されました。
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平日夜の開催でしたが、こんなに多くの方が参加してくださいました!ありがとうございました。

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カロさんではプロジェクタを使い、画像を見ながら話しをしました。作品について話す前に、「二人の絵本は10年前から知っていた」ことや、「でも初めて対面したのは今年の5月だった」こと、「その会った場所というのはモルテザーがやっているアウトサイダーアートのギャラリーだった」ことや、「二人に連れていってもらったテヘランブックフェアのすごさ」などなどを脈絡もない感じで話しました(わたしの中ではあったのですが)。


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そしていよいよ作品についてです。ナーズリー作品は、すでに何度も書いていますが、ゾロアスター教に関連する神話。こちらの画像は、マシュヤグとマシュヤーナグという人類最初の男女がいかにして子孫を増やしていくことになったのか、という内容の手製本の一場面です。わりと驚くような展開なのですが、「でも最初の人間だったらそうしちゃうかも」と思わせる妙な説得力があります。多分それは無駄のないシンプルなシルクスクリーンの線も関係しています。絵に仰々しさがないことで、紛れもなく経験値ゼロである最初の人間の単純さ、あるいはその単純さの中にさえ存在する欲望、みたいなのが、ダイレクトに伝わってくるのです。
それにしてもシルクスクリーンの仕組みを知った今、この作品の細かい表現の美しさに唸ります。オレンジの鮮やかさも!


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こちらは「あらゆる樹木、植物の種子を内包する木、ヴィスプビーシュ」。ゾロアスター教の経典『アヴェスター』に登場する聖なる木で、霊鳥シーモルグが巣を作っている場所でもあります。そのシーモルグが飛び立つたびに枝が伸び、舞い降りるたびに種が飛び散る…。この「本」は小さく折り畳む形になっているのですが、読み手がページを開いたり閉じたりすることによって、その繰り返される幸福な営みを「体感」できるようになっています。
この画像はとても残念なんですが、銀のインクで刷られた木はほんと、神々しい感じです。


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続いてはアミーンの手製本作品、『空を飛んだケイカーヴース王』。11世紀に著された民族叙事詩『シャーナーメ(王書)』からの物語です。鬼にそそのかされて空を飛びたくなったケイカーヴース王が、従者に空を飛ぶ方法を考えさせるのですが、その結果がこれ。腹をすかせたワシを玉座にくくりつけ、さらに上方には羊のもも肉を刺しまして、それを目掛けてワシが飛ぶようにした次第。もも肉に囲まれた王のドヤ顔がおもしろすぎますし、この場面以外も、鬼の集会場面などは吹きます。

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「目のある尻尾を持つライオン」

そして最後に、10枚あるアミーンの絵を紹介しました。主に鬼やライオンをモチーフにしている今回の絵は、『被造物の驚異と万物の珍奇』という博物誌の挿絵にインスピレーションを受けて創作されたものです。アミーンが参考にしたのは13世紀にガズヴィーニーという人が書き、19世紀にホイという人が絵を描いたバージョン。ちょっとこんがらがりそうですが、要はホイという人の絵に魅かれたってことですね。
どういう絵かというと…

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(Ajayebol Makhlughate Ghazvimi dar tasavirie chape sangie Aligholi Khoi, 2014年刊より)
こういう絵。名前の通り「驚異と珍奇」が満載なわけです。
アミーンはこの19世紀の石版画を見て、鬼やライオンのイメージの変化に興味を持ったようです。元来(それこそ紀元前のアケメネス朝くらいから)強いものの象徴としてイメージされ、そのように描かれてきたライオンや鬼が、ホイの絵ではどうもそういう意味は薄れて、ちょっとおもしろい存在になっている。そこがアミーンにとっての注目ポイントだったようです。
「意味のずれ」に興味を持ったアミーンは今回、鬼やライオンを、時や場所の概念が意味をなさなくなるような空間に配置することで、それを表現しようとしました。
地上でもなく天上でもない「雲の上」、「粗末な玉座」、「小さなお立ち台」「高貴な召使い」…。そしてなんだかみんな妙に楽しそうに、自由そうにしているのですが、よく見ると、糸で吊られた板に乗っていて、それは実は何かにコントロールされています。
想像と現実の狭間、いるといないの間くらいの半端なところにいるものたちを描き出したのが、今回のアミーンの作品です。
もう一枚ご紹介しましょうか。
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「鬼顔の王女」

王女だけれども鬼顔で、庶民の椅子に座っています。髪型がファンキー。
アミーンの絵も金や銀が効果的に使われていて、生で見る方が何倍も美しいです。

いやはやおもしろい絵を描いたなぁ、と思います。ユーモアもたっぷりでいくらでも深読みできます。ぜひぜひカロさんで10枚全部じっくりご覧ください。

というわけでトークの方はこんな感じで終了し、後半はユメのシルクスクリーンの実演です。
ナーズリーたちのシルクスクリーン工房の写真をお見せしたりしながら、てきばきとわかりやすい説明をするユメ氏。そしてさささっと手を動かして、あっという間にきりっとした美しい線の模様を紙に写し取りました。作業中の写真がなくて、す、すみません…
刷るのに力がいらない感じとか、それなのにくっきりとした線になるとか、見るだけでもわかっていただけたのではないかと思います。
そしておみあげになったのがこちらのかっこいいノート。
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世界に一つですからね。見るたびにナーズリーとアミーン展のことを思い出してください…

というカロさんでの1時間半でした。
もう一度言いますが、ご参加くださったみなさま、誠にありがとうございました!

展示は28日(土)まで続きます。
ぜひ作品を見にカロさんへお出かけください。
サラーム・サラームはおりませんが、カロさんが完璧に案内してくださいます!
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by salamx2 | 2017-10-14 00:11 | nazli_amin_1709 | Comments(0)

ナーズリーとアミーン展 in 大阪 開催中!

ご報告がだいぶ遅くなりましたが、大阪肥後橋Calo Bookshop & Cafeでの「ナーズリーとアミーン展」、無事始まっております!

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まず入り口を入るとこんなふうに見えます。すぐ右手が独立した展示スペースになっているのです。じっくり作品をご覧いただけますよ。

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ナーズリーとアミーン、ふたりの絵は全然違いますが、今回もユメの天性の構成力により、きちんと、しっくり落ち着きました。

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「玉座に寝転ぶ鬼の王」はDMで大活躍しましたので、特別に一枚で。

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そしてさらにカフェスペースの奥にもアミーンの作品が、ピラミッド的な、ありがたい感じで展示されています。こちらもお見逃しなく。

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そして、先日ブラティスラバ世界絵本原画展で金のりんご賞を受賞したナルゲスの絵本フェアも開催しているのです。

こんな感じで盛りだくさんなのですが、加えてカロさんには、カロセレクトの興味深い書籍もたくさん並んでいますので、多分、1日でもいられます。ぜひ時間に余裕を持ってお越しください。
ふたりの作品をじっくりご覧になり、絵本も見て、雑貨も吟味し、さらにカレーなどを食べてコーヒーなどを飲めば、それは間違いなく最高の1日。とにかくゆっくり過ごされることをお勧めします。

お近くの方もそうでない方も、大阪Calo Bookshop & cafeへGo!
(新大阪からも御堂筋線で淀屋橋まで一本です)
28日まで続きます〜。
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by salamx2 | 2017-10-11 10:44 | nazli_amin_1709 | Comments(0)