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「二人の作品を深く知ろう」イベントの様子

イラン太陽暦では一年のうしろ半分がちょうど始まった昨日の秋分の日、神保町福果で開催中の「ナーズリーとアミーン展」の関連イベント「二人の作品を深く知ろう」が催されました。

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前半はアイコウによる作品についてのトーク…でしたが、母語である日本語で話したはずなのにたどたどしくてすみませんでした。二人の作品が、今イランと呼ばれている地域のながーい歴史の先っぽにあることを伝えたかったんですが、準備不足でありました…反省。

が、そんなトークの低調さを補って余りあったのが、シルクスクリーンのワークショップ。大変盛り上がりました。
ユメが準備したタイルの文様やペルシャ語の文字の版で手提げ袋に刷っていきます。
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「刷る」というとわたしのイメージは、木版画のように、バレンなどを使ってごしごしとこすることなんですが、このシルクスクリーン(今は実際にはシルクは使わないからスクリーンプリントという言い方の方が正しいんだそうです)では、まさに「版の穴にインクを通過させる」という感じ。あまり力を入れすぎずにスキージー(インクを塗る道具)を1、2回上下に動かせばそれでOK。版を持ち上げるとくっきりと柄が現れているのです。インクが版面を通過して即座に布に染み込み、ムラなく定着するその感じに妙に感動しました。
しかも、きれいなシャープな線が出た時も嬉しいけれど、ちょっと滲んでもそれもよい感じなのです。「味がある」というよりももっと積極的によい感じ。シルクスクリーンで作品を作っているプロは、このような滲みの細かい細かい部分を狙ってやっているのでしょうね…(と遠い目)。でも狙っていても、最後の最後に「版」という自分のコントロールが及ばない一点を通過することで、また思いもよらない形が見えたりする。きっとそこに「版を使って絵を描く」おもしろさがあるんだろうな、と想像しました。ナーズリーとアミーンの作品にももう一歩近づけたような。

では、みなさんの作品を少しご紹介!
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「これなに?」だけのシンプルなバージョン。たくさん本が入りますよー。

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「これなに?」「星」。と、大変きれいにまとまっています。

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「元気?」と「星」と「愛」が混然一体となっています。妙に意味深なバッグに。

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文様に「元気?」
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うしろの「星」は少し滲んでいるのですが、それがステキ。今回アミーンが刺激を受けたという「ガージャール朝期の石版画風」といえましょう。

ということで、イベントは無事終了しました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
展覧会はまだまだ続きます!
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by salamx2 | 2017-09-24 12:22 | nazli_amin_1709 | Comments(0)

ナーズリーとアミーン展はじまりました!

神保町、さぼうるとなりのgallery福果さんで、「ナーズリーとアミーン展」無事始まりました。
会場の様子です!

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全体はこのようになりました。福果さんがご用意くださったキリムのおかげで部屋の中にいるような雰囲気。日が暮れてくるとますますそうなります。靴を脱ぐのがちょっとご面倒かもしれませんが、気持ち良いのでぜひあがってくださいね。

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ナーズリーの手製本『マシュヤグとマシュヤーナグ』はこのような蛇腹本です。わたしは水辺の表現のところとかが好きだなぁ。

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一方のアミーンの手製本『空を飛んだケイカーヴース王』はこのような感じ。脱力系シャーナーメ(王書)。冒頭の鬼の集会の場面が好き。

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二人は今回の展示のためにポスターを作ってくれました。こちらも販売しています。作品よりお得なお値段ですよ!

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アミーンの絵はこのように並んでいます。イランに興味のある方なら「あれ?この構図は見たことがあるような…」という絵も。
いろいろ仕掛けがあるので、在廊しながら「こういう意味かな、ああいう意味かなと」想像して楽しんでいます。

福果さんやユメのおかげで今回もとてもすてきな空間になりました。
ぜひごゆっくりお楽しみください!

*アイコウは金曜日以外の14時以降と、最終日の15時(この日は17時までですのでご注意を!)ごろからおります。
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by salamx2 | 2017-09-21 06:47 | nazli_amin_1709 | Comments(0)

ナーズリーとアミーン展のイベントにつきまして、改めて

ナーズリーとアミーン展、作品が無事届きました!こちらがお願いした通りのスケジュールで制作を進めてくれて、きちんと予定通りに届きました。よかったよかった。
初日まであと二週間弱。サラーム・サラームは粛々と展示の準備をしております。

すでにお伝えしてある通り、今回の作品はシルクスクリーンという版画の技法で制作されています。シルクスクリーン、ってよく聞く言葉ですよね。世の中にはたくさん有名な作品がありますし、、、なんといいますか、わたしのイメージは、シャープな線と鮮やかな色。たくさん刷れる。そしてユメが昔から取り組んでいる技法。
わたしはシルクスクリーンという言葉を、ユメの作品を通して知りました。うん十年前のこと。それから幾度となくその仕組みについて聞き、その度にユメは丁寧に説明してくれて、その時はなんとなくわかった気になるのですが、「シルクの作品」と言われるものがあまりにいろんな表情を見せるので、やっぱりなんだかよくわからなくなってしまいます。そうやってもやもやし続けてここまできました。あはは。

で、今回とうとうシルクスクリーンの作品を展示することになりまして、「ああこりゃあ、ユメの出番だ!」と思ったわけです。もう一回ちゃんとシルクを教えてもらおう!と。
9月23日の福果さんでは参加者に実際に刷っていただき、10月4日のカロさんでは、ユメの実演を見ていただきます。これによって、「版」を通して絵ができあがることの意味を直に感じることができて、ナーズリーとアミーンの作品世界にもより近づけるのではないかと期待しています。

あ、トークの方ももちろん準備していますよ!ナーズリーの作品は、イスラームよりずっと以前から伝わる神話世界がテーマ。ペルシャ語っぽくない単語と格闘しております…。

というわけで、サラーム・サラームのふたりが気合を入れてお届けするイベントですので、ぜひふるってご参加ください!

*東京展イベント:二人の作品を深く知ろう!ギャラリートークとワークショップ
9月23日(土)14:00ー15:30
定員10名(info@salamx2.comまでお申し込みください)
*ご予約の数が定員に達しましたので、募集は締め切りました。ありがとうございました。今後はキャンセル待ちのみ承ります。
参加費:1000円
今回の作品のヒントになった神話などについての、ペルシャ語の朗読を交えたギャラリートークと、二人の制作技法である版画のシルクスクリーンを体験するイベントです。トークの後、ペルシャ文字や文様の版を一つ選んでいただき、手提げ袋にご自身で刷っていただきます。

*大阪展イベント:二人の作品を深く知ろう!トークと実演
10月4日(水)19:30~21:00
定員25名
参加費:1500円(1ドリンクとノート付)
今回の展示の作品のヒントになった神話などについてのトークと、ナーズリーとアミーンの制作技法でもある版画のシルクスクリーンの刷りを実際にご覧いただくイベントです。イベントに参加して作品への興味を広げてみませんか?
ご参加の方には、表紙にペルシャ文字やペルシャ模様をシルクで刷ったノートをプレゼントします。
またトークでは、二人と出会った今年5月のテヘランの様子も写真をお見せしながらお話しします。
※要予約 お申し込みはメールでinfo@calobookshop.comまで、イベント名とご予約の方全員のお名前と代表の方のお電話番号を添えてお申し込みください。折り返しご連絡します。

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(右から二番目がアミーン、その隣がナーズリー。テヘランブックフェアの駐車場から会場に向かうところ)
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by salamx2 | 2017-09-08 00:09 | nazli_amin_1709 | Comments(0)