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イランの絵本展vol. 4は、カーヌーンの絵本!

今年も夏がやってきます。ボローニャ国際絵本原画展の関連企画として開かれるイランの絵本展。四回目となる今年は「カーヌーンの絵本」を特集します。

イランの絵本展Vol.4 〜カーヌーンの絵本たち〜
7月7日(金)〜18日(火) *12日(水)休み
11:30-19:00
Café & Gallery Patina
175-0094 東京都板橋区成増3-20-16
03-6909-9524

「ん?カーヌーン?」と思われた方もいらっしゃるでしょう。
カーヌーン(Kanoon)は、図書館運営、出版、映画制作などを通じてこどもの知的発達をサポートするイランの複合的文化機関The Institute for the Intellectual Development of Children & Young Adultsの通称です。
やたらと長くてお固い名前ですけれども、51年も続く老舗の組織で、この鳥のマークは大変有名。
(これまでサラーム・サラームから絵本を買ってくださったことのある方!あなたの絵本にもこのマーク、ついていませんか?)
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そのカーヌーンの出版部は、創立以来、革命も戦争も乗り越えながら数々の名作絵本を世に送り出してきました。カーヌーン抜きにイランの絵本は到底語れません。
今回は満を持してのカーヌーン特集。ありそうでなかった初の試みです。
草創期の情熱あふれる個性的な絵本から、今年のテヘランブックフェアで仕入れた最新の絵本まで、様々なカーヌーンの絵本をお楽しみください。

<イベント>
「カーヌーンて何だろう?」
アッバス・キアロスタミの初期の映画制作を支えたことでも知られるカーヌーンという組織について、サラーム・サラームの愛甲が、この5月のイラン旅行で撮影してきた写真などをお見せしながら解説します。短編アニメーションの上映もありますよ!
7月17日(月・祝)
14時〜15時 *先着20名
会費:500円(茶菓付き)
info@salamx2.comまでご予約ください。
(なお、イベント中は展示が見づらくなります。ご了承ください。)

さてさて、今年もPatinaにてお待ちしています!

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Rostampur『鳥になりたかった女の子』(1994年)より
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# by salamx2 | 2017-06-21 23:35 | ehon_1707 | Comments(0)

テヘラン国際ブックフェアに行きました:いろいろな本

会場の様子をアップしてからずいぶん経ってしまいました…すみません。ブックフェアに行ったことがすでに夢のようですが、買った本たちも着実に小さな我が家に向かっているようですので、気合を入れ直していこうと思います。
とはいうものの、実はブックフェアではそれほど本の写真をとっていない!なにしろ、本を買うのが一番大切なことで、写真は二の次、三の次だったもので…。という言い訳をしつつご紹介を。
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昨年50周年を迎えた大手出版のカーヌーンのブース。棚が黄緑の地にトレードマークの鳥がオレンジでおしゃれです。床の敷物もブースによって違っていた気がするのですが、これも自分たちで選ぶのか…
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点字の本もありました。
レジのおねえさん。たくさん買ったので大変お手数おかけました。この写真だと真面目なあまりに無愛想に見えますが、実際はそんなことなかったのですよ。

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会場を歩いていると、こんなものも。お風呂でも見られますよ、ってことだとは思うのですが、ミニお風呂をブースに作って水を循環させちゃうんですから気合いの入り方が違います。

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上の段は『シャーナーメ(王書)』シリーズ。ここでも、もうほんと、これでもか!というくらいシャーナーメの本がありました。いろんな出版社から、手を替え品を替え、絵描きを替え、編者を替え…。
これだけ見ると、たくさん読んでいるわけではないのに、なんだかお腹いっぱいな気がしてしまい…あぁいかんかん。
下段はボール紙タイプの絵本。こういう丈夫な作りの絵本もよく見かけるようになりました。

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毛を体験できる本。でも毛はほんものじゃありません(念のため)。あ、本物じゃないので、毛(のイメージを)体験できる本、ですかね。

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DVDがついている本です。前の列の真ん中はごきぶりねえさんですよ。右隣はみにくいアヒルの子。

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ブースには本について説明できる人がたくさん待機していて、本を見ていると「何をお探しですか?」と何度も聞かれました。わたしが手に取っているものからすかさずこちらの趣味趣向を察知して「この本なんかもいいですよ!」と勧めてくれます。その提案がなかなか的確なので驚きました。写真の真ん中の女性がいろいろ教えてくれたのですが、遊び歌の絵本を見せてくれた時に「歌ってもらえますか?」と無茶振りしたら、ちょっとはにかみながら歌ってくれて、嬉しかったです。

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なお、別のテントでは子どもが楽しめる文具のワークショップとか、

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この写真ではわかりにくいですが、奥の方にステージがあって、歌のお兄さんみたいな人が子どもたちを巻き込んで元気にステージをやっていたりしました。熱気ムンムン。

というわけでわたしのテヘラン国際ブックフェアはこんな感じでした。
今回行けたのは10日のうちの二日。それも広大な会場のごくごく一部を見たにすぎません。
大人の本のところも、ちゃんと見たらいろいろ面白かったんだろうなぁ。。。また行く機会があったら、時間配分を工夫したいと思います。
エンシャッラー!


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# by salamx2 | 2017-06-02 00:34 | 2017年イラン | Comments(0)

「イスラームと絵本」

イスラームと絵本の関係について研究なさっている前田君江さんより、展示のお知らせです。
告知遅くなってすみません。あと一週間です!

駒場図書館 展示
「イスラームと絵本 」 2017年5月22日~6月6日
――アメリカ、イギリス、インドにおける多様性教育とマイノリテ ィ・ムスリム子女教育のメディアとして―――
(展示内容)
1. 多文化教育としてのラマダン(断食月)絵本
2. ヴェールをかぶったシンデレラ
――カナダ・イスラーム教徒女子校長の苦悩から――
3. 三大テーマ(ラマダン、メッカ巡礼、ヴェール)の名作絵本
4. 預言者たちが描かれない「預言者物語」
5. インド生まれのポップな絵本「預言者ムハンマド伝」
6. インド発「コーラン物語絵本」

(場所)東京大学駒場図書館(東京大学駒場キャンパ内)・1F展 示スペース
(住所)東京都目黒区3-8-1 (京王井の頭線・駒場東大前駅下車徒歩1分)
(観覧時間)学外の方は、平日午前9時から午後5時まで
      同大学図書館利用証を持つ方は、開館中いつでも観覧可。
      なお、最終日の展示は午後4時まで。期間中、閉館日なし。
      開館時間の詳細はhttp://lib.c.u-tokyo.a c.jp/calendar/

*展示企画責任者  前田君江(東京大学教養学部非常勤講師、絵本翻訳者)
*本展示は、2015年度「絵本学会研究助成」、および、201 6年度「東京子ども図書館・石井桃子奨学研修助成」の研究成果の 一部です。

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# by salamx2 | 2017-05-31 12:18 | Comments(0)

テヘラン国際ブックフェアに行きました:会場の様子

今回この時期にイランに行ったのは、テヘラン国際ブックフェアに行きたかったからでした。30回を数えるブックフェアは国を挙げた一大行事。わたしは留学中にも一度行きましたが、久しぶりに行きたいなと。だんだん会場が大きくなり、昨年からはテヘラン郊外のだだっぴろい場所にできた会場での開催です。5月3日〜13日まで10日間もあるのですが、わたしが行ったのはそのうちの二日。友人らによる、「遠い」「会場も交通機関も恐ろしく混む。休みの日に行ってはならない」などの半ば脅しのようなアドバイスを聞きつつ、恐る恐る行ってきたのでした。
結論からいうと…大変おもしろかったです!
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この会場のために新設された地下鉄の駅「シャフレ・アーフターブ(太陽の町)」。テヘランの南で、確かに太陽の熱がじりじりくる場所です。平日だったので、地下鉄自体は日本の通勤電車ほどには混んでいませんでした。この列は会場への無料のミニバス乗り場。3分ほどで会場に着きます。
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子どもの本のコーナーは会場の隅のテントのような場所なのですが、カマボコ(このテントっぽいものを友人はこう表現していました)4つ分。中はかなり広く、1つに70〜80くらいのブースがあったので、全部で300くらいはあったのではなかろうか。
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入り口はこんな感じ。社会科見学のような児童の姿もたくさん見かけました。
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その子たちは、お昼になれば中庭でおべんとう。奥に立派な会場が見えますね。大人の本はあちらの頑丈な建物の空調がきいた場所に並んでいるのです。

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カマボコ内部はこんな感じ。どのブースもとても気合いが入っているのです。早い時間だったので、まだそんなに人が来ていませんが、午後になるとごったがえすようになりました。
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いわゆる共同ブース、みたいなところ。とにかくたくさん並んでいる!
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ここはテントウムシがトレードマークなんですね。ブース自体がおしゃれにまとまってます。イランの人って、こういう飾り付けがほんとに上手。八百屋さんや雑貨屋さんでも、全てのものが美しく整然と並んでますしね。見た目の美しさを徹底的に整える姿勢に感心します。

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小さいブースでもこれだけ色々やります。右のほうに何かいるでしょう?
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ちなみに大人コーナーはこんな感じ。案内の人がそこかしこに配置されているし、アルファベット順に出版社が並んでいて探しやすかったです。二日行きましたが、子どもの本だけで手一杯で、大人のほうは狙ったところだけ。大人コーナーも様々なセクションがありますから、確かに10日くらいないと全ては周れないような気がします。

というわけでここでたくさん絵本を買ったわけですが、それについてはまた改めて。





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# by salamx2 | 2017-05-22 12:50 | 2017年イラン | Comments(0)

イランで会ったイラストレーターたち

イランでの2週間の滞在を終えて帰国してからはや1週間…。色んな人に会って、色んな話しをして、それぞれの話しを整理しなければいけないのにもう1週間経ってしまいました。こわいこわい。
「とにかく早く第一報を載せなくちゃ!」ということで、今回の旅で会ったイラストレーターたちの写真を一挙ご紹介します。

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トップバッターはやっぱりこの人。マルジャーン。ユメからのおみあげを手に嬉々としております。2年半ほどキーシュ島に住んでいたのですが、一時期トルコで暮らした後、いまはテヘランに戻っています。ここはご実家。部屋探しをしている最中なんだとか。イランに来るとだいたい最初にマルジャーンのところに行きます。

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モルテザーとサルベナーズ。夫婦です。改めて様子をお伝えしたいのですが、モルテザーはテヘラン中心部にイランのアウトサイダーアートのギャラリーを開きました。本人いわくイランでほぼ唯一アウトサイダーアートを扱うギャラリーです。

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そのモルテザーのギャラリーで会ったナーズリー。彼女も大変優秀なイラストレーターですよ。彼女の絵本は何冊も持っているし展覧会でたくさん紹介してきたので作品はよく知っていたのですが、初めて本人と話しました。旦那さんのアミーンもイラストレーターです。夫婦でシルクスクリーンに取り組んでいて、今は特に絵本を造本から手がけることに興味がある二人です。
ごめん、アミーン。よい写真がなかったので、あなたの写真はまた今度に。

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ナルゲスです。仕事の傍ら、ちょっと前まではピラティス、今はヨガに通っているのだとか。アトリエ素敵だったー。そしてこの人は書道の腕前も相当なもんです。これはわたしの好きな詩の一節を書いてもらったところ。額に入れようかと思っています。

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ゴルドゥズィヤン夫妻とは一緒に朝ごはんを食べにいきました。おいしいオムレツなどを出すお店で、おしゃれな若い男女が給仕をしていましたよ。前髪ぱっつんの女の子はここでしか見なかったかも。

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ヌーシーンです。ヌーシーンは体にいいものをいろいろ知ってます。チアシード入り飲料を飲みながら打ち合わせをしました。今年の秋のシーモアグラスはこの人の作品を展示しますよ!

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そして番外編。メフディ。『黒いチューリップのうた』の詩を書いたもじゃもじゃヴァヒードの友だちです。実はヴァヒードに『中東近代文学選2016』という、出たばかりの本(ヴァヒードのショート・ショートが数編掲載されています)を渡す予定だったのですが、テヘランに来てみたら「実は去年の秋からNYに住んでるから友だちのメフディにわたしておくれ」とたのまれ、急遽お邪魔したのでした。
少し下町の入り組んだ路地にあるアトリエですが、ほんとに静かで光が素敵で、大変居心地のいい場所でした。本人も大変よい人。

ということで、みんな元気でした。短い時間でしたが、わたしにしてはよくしゃべったぁ。他愛ないこと、余計なことも。
それぞれの絵が全然違うように、性格も考え方もそれぞれ全く違う。そんな当たり前のことを、おしゃべりを通じてしみじみと感じた久しぶりのイランでした。
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# by salamx2 | 2017-05-17 01:16 | 2017年イラン | Comments(0)