ようやく終わった古本まつり。見てまわる時間はなかったのですが、目に入る範囲のものに最低限の注意を払っていたら、こんな本を買う事ができました。
『ペルシア放浪記』A.ヴァーンベーリ
19世紀にハンガリーで生まれた語学の天才ヴァーンベーリさんの放浪記。目次を見ると、トルコからイラン、そして中央アジアまで行ったみたいです。まだ最初の方しか読んでないのですが、ヨーロッパの諸言語は言うまでもなく、辞書もなにもないところからトルコ語をマスターしたとか、その語学天才ぶりがこれでもかと書かれています。うらやまし。
ちなみにこの本は平凡社の東洋文庫というシリーズの一冊。東洋文庫はペルシャ古典文学などの翻訳もわりとあって貴重なシリーズなのですが、もともとの値段がちょっと高めで(しょうがないとは思うんですけど、、、)絶版のものも多いので、ちょっとよれた本が古本屋のワゴンで安く売っていると嬉しくてつい買ってしまうのです。