salamx2の雑談

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バラの香りのする文香をつくろう:10/8ワークショップの詳細

あっという間に来週末がシルクロードバザール2です。
8日に行われるワークショップの詳細が決定しましたのでお知らせします!

「バラ水を楽しむ:バラの香りのする手紙を送ろう!」
封筒に忍ばせてひそやかな香りを運ぶ「文香(ふみこう)」。今回はイランで最も親しまれているバラの香りのする文香を作ります。イランの古切手やペーパーを使って文香を2つ作りましょう。
講師:藤田夢香(サラーム・サラーム)
10月8日(土)
1回目:11ー12時
2回目:13ー14時
3回目:15ー17時
*作業時間は30分くらいです。予約の必要はありません。空いた席で順々に作業していただきます。
参加費:700円 バラ水50ml付き

ユメカ先生がいろいろ考えていますよ!会場にお越しの際はぜひご参加ください。

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# by salamx2 | 2016-09-29 00:14 | Trackback | Comments(0)

絵本『ラマダンのお月さま』

ラマダンのお月さま』という絵本が出版されました。ラマダンとはイスラームを信仰する人たちが日中断食をする一ヶ月のこと。日本のニュースでも少しずつこの話題を見かけるようになってきたので、なんとなくは知っているという方も増えてきているのではないかな、と思います。

この絵本は、そのラマダン月をムスリムがどういう気持ちで過ごしているのか、ということを描いた絵本です。
「断食」というと辛い修行のようなイメージですけれど、この絵本の中の人たちは、なんだか楽しそう。日没後のご飯もおいしそうだし、夜更かしもしてるみたいで、ちょっとうらやましいような…(断食月は夜にご飯をいっぱい食べるから、逆に太るというのはほんとによく聞く話)。わたしもイランで断食月にあたった時、同じアパートの方に日没後の夕食にお呼ばれしたりしました。
ご飯を食べる前に一人一人が目を閉じて、ほとんど聞こえないくらいの小さな声でコーランの章句をとなえていた姿が印象的で「あぁ、今この人は神のことだけを考えていて、家族も恋人もだれも邪魔できないんだな」と思った記憶があります。章句を唱えたり礼拝する姿はそれまでにもよく見ていたはずなのに、なぜかこの時の印象が強く残っているのが不思議。

それからもう一つ思い出すのは失敗してしまったこと。断食月が始まった日、それと気づかずに授業の後にうっかりアイスクリームを買っちゃったんです。それでふつうに食べながら道を歩いていたら、なんとなく視線を感じる気がして…で、ようやくバカなわたしは気づいたわけです、その日から断食月が始まったのだと。大好きなアイスは半分残ってましたが、そこからは味がしなかったのを覚えています。わたしは断食するつもりはなかったですし、それによって誰かに咎められることもないのですが、さすがに断食をしている人の前で何かを食べたくはなかったです。今思うと「なんで雑貨屋のおじさん、わたしにアイスを売った?」と思いますが、多分外国人だから断食しないんだろう、と思ったんでしょう。
イランで暮らした10ヶ月で、イスラームというものをわたしなりにもっとも意識したのがラマダンだった気がします。印象深い一ヶ月でした。

これはそんな特別な月ラマダンについての絵本です。前田君江さんのやさしい日本語訳とともに味わってみてください。
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(なんか画像が小さいな…実際は28x22cmですよ〜!)

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# by salamx2 | 2016-09-17 01:30 | Trackback | Comments(0)

シルクロードバザール2

あっという間に夏が過ぎ、秋の風が吹き始めましたね。まだ暑いですが…

さて、サラーム・サラームはこの秋シルクロードバザール2というイベントに参加いたします!

シルクロードバザール2
10月8日(土)と9日(日)
11時〜19時
場所:シルクロードカフェ(錦糸町)
::出店者::
●Atelier Majorca(アトリエマジョルカ):アクセサリー・雑貨
●サラーム・サラーム:イランの絵本・雑貨
●Silkroad partners(シルクロードパートナーズ):ウズベキスタン雑貨
●Sunao(スナオ):ヘナ・アラブ雑貨
●マルシェノスノス:イスラム圏の雑貨
●MAYRAM(マイラム):ウズベキスタン、キルギスの雑貨
●Lilin-manis(リリンマニス):キャンドル

いやはやいろんなモノが集まりそうですよ〜。サラーム・サラームもきばって雑貨と絵本を出します。そして8日(土)には「バラ水を楽しむ:バラの香りのする手紙を送ろう!」(講師:ユメ)というワークショップを行う予定。現在詳細をつめていますので、決まりましたらお知らせしますね。

このほかにも両日ともダンスショーがあり、さらにウズベクやエジプトのご飯も味わえるんだそう。私も食べたいです。というか食べます。
詳細はこちらをご覧ください。

お楽しみに〜。

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# by salamx2 | 2016-09-05 21:33 | Trackback | Comments(0)

詩の絵本展、終了しました

初めての試みとなった詩にまつわる絵本の展覧会、無事に終了しました。ご来場いただいたみなさま、誠にありがとうございました。

詩の絵本は、各駅停車の列車のようだ、と思います。ページをめくったらそこは駅で、立ち止まる場所。「おや、ここはどこだろう」と絵をじっくり見てみたり、言葉を注意深くなぞったりする。詩人と絵描きが作り出した世界に、いちいちお邪魔するという感じでしょうか。イメージの世界はどこまででも広がるから、どれだけでもゆっくりと味わえます。おー、まさに旅だなぁ!

普段とは少し違う展覧会をすることができて、わたし自身いろいろなおもしろい経験ができました。
このことは多分、これからのサラーム・サラームにじわじわと影響を与えるんだろうと思います。
この展覧会のために尽力してくださったみなさま、ありがとうございました。

では、最後に小さな一編の詩をどうぞ。また会う日まで!

「ラジオ」
きみから遠くはなれたところに
世界は、たくさんある
人が、国が、海が、たくさんある。

今この一瞬にも
いろんな場所で いろんな人々が
平和に安らぎ 戦争で傷ついている

人はみな どこかにいて
うろうろ歩き がんばり 何かをつくり
踊り 歌い 食べている

敵や病気と闘う人
日照りや貧しさや失業と闘う人
宇宙船やロケットを作って
大胆にも 火星や金星までとばす人

選手は、ただ、勝利を求めて試合に臨む

君は今ここにいて そのだれからも遠い
悲しいのか 疲れているのか
嬉しいのか 胸が 熱いのか

みんなのニュースとやさしい歌を
聞きたいならば
そういう時が ぼくの出番だ
ぼくのスイッチ押してごらん
そうしてぼくに 耳を貸して

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『ものたちのことば』(詩:マフムード・キアーヌーシュ、絵:ハミード・トラーブリー)より
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# by salamx2 | 2016-07-23 00:23 | ehon_1607 | Trackback | Comments(0)

「酒をのめ、これこそが永遠の命」

早いもので展覧会も終盤にさしかかっております。
はやいなぁ……なんてぼやきたくなりますが、そんな時は12世紀の詩人ハイヤームの四行詩ルバーイー(複数形ルバイヤート)を唱えるのがよろしいのですよ!

というわけで、10日(日)はイベント「自分の声で楽しむルバイヤート」でした。初めての試みでしたので、企画を考えた時には、全く応募がないということもあるかもな、と思ったりもしたのですが、蓋を開けたらそのような心配は全く杞憂で、サラーム・サラームのイベント史上最も速く席がうまったのでした。参加者のプロフィールもバラバラで、大学でペルシャ語を専攻していたという二人組もいれば、ルバイヤートやハイヤームはもちろん、イランの位置さえちょっとあやしい、というくらいイランとは縁遠い方も参加してくださいました。ほんとうに嬉しい限りです。

そうして始まったイベント。前半は作者のハイヤームが12世紀に生きた大変優秀な学者であったことやルバイヤートが日本でもいろんな形で愛されていることについて簡単に説明しました。そして、満を持しての読む詩の発表。今回は初めてということもあり、渾身の一編のみです。発音のしやすさや意味のとらえやすさなどを考慮して選びました。その詩がこちら。

メイヌーshケ オムレジャーvーダーニー イーナーst
ホッd ハーセラッt アz ドウレジャヴァーニー イーナーst
ヘンガーメ ゴロモラストォ ヤーラン サルマーst
ホshバーshダミー ケゼンデガーニー イーナーst

ペルシャ語初体験の方がどうやったらペルシャ語らしい発音ができるだろうかと考えて作った、カタカナとアルファベットが混ざった表記です。参考にしたのは以前東京外大の教授だったザフラー・ターヘリー先生の朗読。わたしの読み方は完全にターヘリー先生の真似でございます。
意味はこんな感じ。

酒をのめ、これこそが永遠の命
青春の果実なのだ。
バラと酒、友の酔う季節
この一瞬を楽しめ、この一瞬こそが人生

「明日のことを思い煩うな、酒をのんで今こそを楽しめ」、というハイヤームの教え(?)がよく現れている一編です。
この詩をやろうと決めてからわたしもちゃんと覚えようとずっとブツブツ言っていたのですが、つぶやいているといろんなものが削ぎ落とされて、詩と一対一で向き合うような感覚になるのがおもしろかったです。これまでにいろんな研究者によってある程度は説明されていることでも「酒ってなんの比喩だろう」とか「青春の果実ってどういう意味かな」などと改めて考え出すんです。そしてふと自分なりに納得できるポイントに考えが辿り着くととても嬉しいんですよね。詩に近づけた気がして。4行という短い詩であるルバイヤートを楽しむとはこういうことなのかもしれない、と思いました。

さて、練習の仕方は大変シンプルでした。わたしが適当な区切りまで言った後を繰り返すという、言ってみればそれだけ。とても簡単です。でも、ペルシャ語は初めてという方も多かったので、漠然と「たくさん反復練習するんだろうな」と思っていたのですが、一回目の繰り返しでみなさん音の高低をほぼ掴んでいてびっくりしました。
日本語っぽくならないように、stとかvとか書いてあるところを注意深くその通りに読んでくださいましたし、みなさん、ポイントがよくおわかりでしたね。いやはやびっくりびっくり。
とはいえ一回で終わるわけにもいきませんから、反復練習を何度かやってターヘリー先生の朗読なんかも一緒に聞いたら予定していた1時間はあっという間に過ぎました。

普段全く交ることのない方々が、「ペルシャ語の詩を言ってみたい」という一点で重なって同じ時間をすごした、ということ自体がわたしにとっては興味深く、また不思議ないとおしさを持っています。
初めての試みにも恐れず参加してくださったみなさま、おいしいクミンクッキーを焼いてくださったPatinaの岩田さんと佐藤さん、誠にありがとうございました!

この一瞬を楽しめ、この一瞬こそが人生!

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(バラは美女の頬なり)
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# by salamx2 | 2016-07-15 01:58 | ehon_1607 | Trackback | Comments(0)