salamx2の雑談

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ゴルドゥズィヤン展終了しました

いつも思うことですが、始まってしまうと終わりまであっという間の2週間。
日本での初個展となったアリレザ・ゴルドゥズィヤン展、昨日無事に終了しました。お越しいただいたみなさま、誠にありがとうございました。

ゴルドゥズィヤンさんの「ニーム・マン・ブーグ」は、彼のこの物語への理解と愛情、そして高度なテクニックが絶妙に合わさって生まれたすばらしいものだと思います。実際この2週間、多くの人の心を惹き付けていました。もちろんこのわたしもその一人。「この絵、すごいんですよ。自分の絵を切り貼りしていてですね…」と、まるで自分が描いたかのように自慢げに話してしまいましたが、それもこれもこの絵のすばらしさゆえ。今回この作品をご紹介することができて、本当に嬉しく思います。
イランから木の箱に入れて送ってくれたゴルドゥズィヤンさんに心から感謝。そして、今年も原画展をさせてくださった会場のシーモアグラスさんに心から感謝します。ありがとうございました。

では最後に、展示にいらっしゃれなかった方のために、「ニーム・マン・ブーグ」という言葉の種明かしを。
前の記事でこの言葉は人の名前だと書きましたが、なぜこんな妙な名前なのかを本人が語っている場面がありますのでそこをそのまま引用しましょう。

「わたくしの名は以前、マンスール・ムーサーと申しました。ですが、わたくしなどには過ぎたる名でございましたため、少々変えたのでございます。マンスールのマン(私)をニーム(半分の)・マン、マンスールのスール(角笛)は、天使イスラーフィールの角笛 に敬意を表しまして、ブーグ(ラッパ)に、ムーサーのムー(毛)は、パシュム(羊毛)に、ムーサーのサー(30)はパーンズダ(15)にいたしました。こうして、わたしの名はマンスール・ムーサーからニーム・マン・ブーグ・パシュム・パーンズダになったというわけです」

…絵本『ニーム・マン・ブーグ』というのは、こういうのがてんこ盛りの、大変馬鹿馬鹿しい、楽しいお話です。

ではでは、また会う日まで!

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「天使イスラーフィールに敬意を表しまして…」
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# by salamx2 | 2016-12-03 09:38 | alireza_1611 | Trackback | Comments(0)

2017年カレンダー

2017年カレンダーはAlireza Goldouzianが絵を描いた絵本『ニーム・マン・ブーグ』より、「逃げる大臣たち」です。

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おじさん4人組が馬に乗って城から逃げ出している場面。逃げているわりには当人たちはいたって平常運転な様子で、様々に皮肉がつまった『ニーム・マン・ブーグ』の世界を的確に表しています。
2016年版はビージャンとマニージェという愛にあふれた二人組でしたが、世の中はかわいいカップルだけでできているのではないですからね!おじさんたちもいて世界なのです(っていう意味を込めて絵を選んだわけではないのですが、結果的に)。

数字部分はこういった感じ。もちろんイラン太陽暦付き。

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カレンダーの体裁についての詳細やご注文方法はこちらからご確認ください。

現在SEE MORE GLASSで開催中のAlireza Goldouzian展(12/2まで)では定価1200円のところ、1000円で販売しています。この機会にぜひどうぞ。
また、凛とした緊張感漂う原画はほんとにすばらしいです。こちらもお見逃しなく!
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# by salamx2 | 2016-11-23 10:58 | Trackback | Comments(0)

ゴルドゥズィヤン展始まっています!

暖かな日曜日、無事ゴルドゥズィヤン展はじまりました!
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今回は絵本『ニーム・マン・ブーグ』の原画5枚とそのほかの絵が2枚の計7枚が展示されています。
『ニーム・マン・ブーグ』は、昨年の、腕がながーーくのびるかわいいパリーちゃんとはうって変わって、おじさんばかりが、というかおじさんしか出てこないお話です。お話の語り手は最後に「このお話にはなんの道徳的・非道徳的結論もありません」と言っているんですが、そのことも含めて、権威的なものを全般的に皮肉る作りになっています。最初読んだ時は「えー、一生懸命読んで最後これかー」と脱力したりしましたが、いろいろ考えると、最後の白け具合も含めて皮肉なのかもな……と一周回って感心したりしています。
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絵本も販売しています。例によって日本語のあらすじをつけましたが、本文のくどさを味わいたい方は、一緒に置いてある全訳のファイルを開いてじっくり味わってみてください。

それから、ツイッターでもたまに小ネタを流しておりますのでこちらもどうぞ!

12月2日までどうぞよろしくお願いします。


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# by salamx2 | 2016-11-22 00:16 | alireza_1611 | Trackback | Comments(0)

Alireza Goldouzian『ニーム・マン・ブーグ』絵本原画展


今年もこの季節がやってきました。原宿シーモアグラスでの絵本原画展のお知らせです。

Alireza Goldouzian
『ニーム・マン・ブーグ』絵本原画展
11月20日(日)〜12月2日(金)
* 26日(土)休み
平日:12〜18時 日曜・祝日:14〜18時 最終日:12〜20時
150-0001 渋谷区神宮前6-27-8京セラ原宿ビルB1F
TEL: 03-5469-9469

アリレザ・ゴルドゥズィヤンさんの日本での初めての個展となる絵本原画展です。
2000年頃より絵本の絵を描き始めたゴルドゥズィヤンさんは、様々な国際コンクールで入選を果たしている実力の持ち主。2005年にはブラティスラヴァ世界絵本原画展でグランプリを受賞していますので、日本でも原画の展示をご覧になった方も多いかと思います。
今回は、2012年ボローニャ国際絵本原画展の入選作でもある『ニーム・マン・ブーグ』の原画を展示いたします。

「ニーム・マン・ブーグ」というのは人の名前で(イランにおいてもフツウではない名前です)、その人が、偉い大臣たちでも解けなかった難問を解く、というのがものすごく大雑把なこの物語の説明なのですが、色々な意味で翻訳家泣かせのお話で、凝った作りになっています。長いし、遊びが多すぎるしで、いつものB5のあらすじにまとめられるのだろうか…とややドキドキし始めております。販売分の絵本も少し入荷しましたのでご希望の方はお早めにどうぞ。
そしてさらに、彼がこれまでに手がけた絵本を20冊ほど展示(一部は販売も)します。わたしが持っているだけでも20冊以上ありますから、かなり多作な人だと思います。働き者です。初期の頃から今日までの絵の変化や表現の幅を存分にお楽しみください。

4枚目となりましたイラン太陽暦併記のサラーム・サラームオリジナルカレンダーも、もちろん販売いたしますよ。
どうぞ、お楽しみに!
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絵本『ニーム・マン・ブーグ』より


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# by salamx2 | 2016-11-06 09:50 | alireza_1611 | Trackback | Comments(0)

シルクロードバザール2と文香のワークショップ 終了しました


連休初日と二日目にあたる8日と9日に錦糸町のシルクロードカフェにて開催された「シルクロードバザール2」、盛況のうちに終了しました。お越しいただいたみなさま、誠にありがとうございました!

ウズベキスタン、キルギス、アゼルバイジャン、ウイグル、イラン、トルコ、モロッコ、エジプト…様々な雑貨や食べ物が並び、それぞれの日にダンスショーがあるという、ほんとに盛りだくさんの二日間。二年前の「中央アジア文化祭」の時もそうでしたが、サラーム・サラームだけのイベントでは会うことができなかった方々と知り合うことができ、「あー、いろいろつながるなぁ。シルクロードだなぁ。大陸なんだなぁ」となんだか妙に気持ちが大きくなって、おもしろかったです。

では、写真を少々。

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サラーム・サラームは入り口近くの窓際の一角に陣取っておりました。無理やりたくさん置いたので、見にくいこともあったかと…すみません。


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いつもは売れない雑貨とかが売れたりして、やはりいつもと違う雰囲気なのでした。雑貨はどれも、イランのどこでどういうふうに買ったかを覚えているので(←記憶力のないわたしにしてはかなり珍しい)、気に入って買った物たちが新たな持ち主のところに行くのはとても感慨深いです。


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そしてその横で開かれました、バラの香りのする「文香(封筒に入れて、送った相手に香を楽しんでもらう香り袋)」作りのワークショップ。11時のオープンはじめからどしどし参加してくださいまして、ゆめか先生大忙しでありました。


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今回の文香は、鮮やかなピンク色のバラのお香を使って作りました。すり潰したお香をイランの古い切手や紙で作った袋にしのばせるのです。ちなみにこの黒いすり鉢はイランで手に入れたもの。ゆめが買ったものですが、わたしも一個買っておけばよかったな。


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そうして様々なオリジナル文香ができあがりましたよ。この1リアルの古切手は1976年のもの。ノウルーズ(新年)記念の切手です。新しい切手も少し準備したのですが、やはり古切手が人気でした。


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鳥さんが「サラーム!」って言ってます。


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かっこいいなぁ。センスある方々ばかりでした。下手なのは写真。すみません…


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これは文香の概念を覆す大きさ。ちょっと高いとこに奉ったほうがよいのでは。ちなみにヒゲのおじさんは11世紀の詩人「ナーセル・ホスロウ」でございます。

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ラブレターに入れる!と公言されていた方はいらっしゃいませんでしたが…これらの文香の行方はいずこ。

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
次はどんなワークショップになるでしょう。お楽しみに。


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# by salamx2 | 2016-10-12 12:57 | Trackback | Comments(0)